人貸し屋
朝陽 参
二度目のノックをすると
やっとドアが開いた
そこには
噂通り・・・いや、
噂以上に綺麗で妖艶な女がいた
「どうぞ、お入りください」
女に促され、中に入る
するとそこにはさっきの中学生と
黒い男が立っていた
「な、なんでお前たちが?!」
女当主の横にいる2人に
声をかける
「主様が、変な男に襲われないか
心配したから来たんだよぅ」
中学生の男の子が言う
「・・・・・・バカが」
黒い男は、あり得ないくらい
不機嫌な顔でそう呟く
凄く、居心地が悪い・・・