人貸し屋



「・・・何か?」



「ある!用事!

 人を貸してくれるんだろ?」



そう言うとレイは怪しく微笑みながら

また席に座った



「・・・用事があるなら別です。

 それで、アナタが貸してほしい

 人というのは・・・誰ですか?」



首を傾けながら聞いてくるレイ

・・・ヤバい



惚れさせるつもりが・・・

俺が惚れた



俺は初めてひとめぼれした相手に

1つの言葉を投げかけた



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