人貸し屋
「ど、どうしたんだ?」
「夕食の用意が出来たので・・・
もしよければ一緒にどうぞ」
「一緒に?俺の分も、
作ってくれたってこと?」
「・・・・・・?
はい、いりませんでしたか?」
驚いた
まさか、自分の分まで
用意されてるとは思わなかった
「いる!いります!」
自分の性格が崩壊しそうなほど
必死に言うと
レイは小さく微笑んだ
「では、私についてきてください」
言葉どおりレイについていくと
すぐに広間についた
「・・・さっきまでどの部屋にも
たどり着かなかったのに・・・?」
「そう言う造りですから」
レイは小さく微笑んで
豪勢な料理の前に座る
そこには黒猫と白い戌が
レイの横に座っていた