人貸し屋



さっきまで何も入ってなかった

空の瓶に、今は少しの水が

入っていた



何も、入れた覚えはないけど

これも・・・この不思議な出来事から

すれば小さなことでしかない



「・・・あと、2日」



3日後に取りに来ると言ってた

あの不思議な当主、レイ



俺は中の水がこぼれないように

ふたをして机に置いた



「・・・・・・寝るか」



考えてもわからない

明日、またあの店に行って

どういうことか聞いてみよう―。



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