人貸し屋
「お前に言われたくないや!
レイ~、今日は一緒に寝ていい?」
「嫌です。
昼はまた主様と言いましたね?」
「うぅ・・・
主様のバカー!」
そう言って走り去っていく昼
「まったく・・・」
呆れたようにため息をすると
後ろから抱きしめてくる夜
「・・・俺は主様と言わないから
一緒に寝てもいいのか?」
「アナタも今回は
自由にし過ぎです。
もう少し、家でいるように」
夜の腕をすり抜け、
自分の寝室へと入る
「・・・ゆっくりとおやすみなさい」
それだけ言って
寝室のドアを閉めた