人貸し屋
本章 2
★零 壱
★レイside
「主様!
買い物に行きたいよー」
昼が人間の姿ですり寄ってくる
私は頭を撫でてあげながら
その腕を避けた
「そうですねー
たまには外に出るのも
いいかもしれませんね・・・」
何度も言っている私の呼び方は
いつまで経っても変わることがないので
一旦、言うのをやめにした
「一緒に買い物行ってくれる?」
「一緒に、ですか・・・
しかし屋敷を開けるのは
とても心配ですねー」
夜も屋敷に帰らず
どこかで遊んでいるみたいですし
「どうしますかねー」
「大丈夫ですよ主様、
この屋敷は
《主様が依頼人を招く時しか
人間には見えない》ように
創られていますから!」
早く買い物に行きたいのか
着物の裾を引っ張っている昼
「主様!
買い物に行きたいよー」
昼が人間の姿ですり寄ってくる
私は頭を撫でてあげながら
その腕を避けた
「そうですねー
たまには外に出るのも
いいかもしれませんね・・・」
何度も言っている私の呼び方は
いつまで経っても変わることがないので
一旦、言うのをやめにした
「一緒に買い物行ってくれる?」
「一緒に、ですか・・・
しかし屋敷を開けるのは
とても心配ですねー」
夜も屋敷に帰らず
どこかで遊んでいるみたいですし
「どうしますかねー」
「大丈夫ですよ主様、
この屋敷は
《主様が依頼人を招く時しか
人間には見えない》ように
創られていますから!」
早く買い物に行きたいのか
着物の裾を引っ張っている昼