人貸し屋



「飛鳥、

 俺はもう帰るから

 自分で友達作ってごらん」



そう言った時、

1人の男の人が私の前に立った



ここは学校

関係ない人は入って来れないのに・・・



「・・・・・・瓶」



「えっ?」



「・・・瓶、回収しに来た」



大人の男の人は

黒い服を着て、細い目で・・・

とても怖そうな人だった



男の人は大きな手を私に

見せてきた



「・・・・・・イヤ」



「・・・・・・ふざけんな」



黒い男の人は

今よりもっと怖い顔をした



「・・・だって、大樹は私の友達・・・」



「違う。こいつは俺たちの《家族》だ」



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