花マル彼氏


「柚!迎えに来たよ。さっ、一緒に帰ろう…」


もの凄い笑顔で私を呼ぶ花園くん。


そんな彼を見たら…


一緒に帰りたくない!なんて言えそうになかった。




「じゃあ、先に帰るね。友利また明日ね」


と友利に手を振り、彼女と別れた。



私が歩き出そうとすると…


私の手を花園くんが掴んだ。




「…なっ、なに?どうしたの!?!?」


私が掴まれた事にビツクリして彼に尋ねると。



「どこ行くの?車が迎えに来てるから乗って!」



−−ハァァ………


やっぱり運転手付きの車ですか……!?


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