花マル彼氏
今は、彼が近くにいる事が当たり前になっている。



「花園くん……」


私は、彼に近寄った。


すると……


下を向いていた彼が。


私の方を見た。




その目はキラキラと輝いて……。


ニコニコと笑顔を振りまき……。


まるで、飼い主が帰ってきた事が嬉しい


子犬みたいに………。



シッポが見えそう…。



そんな事ばかり考えていると。




「柚は、どこ行きたい??」


嬉しそうに私に問い掛ける。


「あぁ…考えてなかった」


そんな言葉に、急に態度が変わった花園くん。



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