花マル彼氏
何も思いつかない私の。


苦し紛れの提案。


だけど…街ブラなんてした事がなさそうな花園くん。




お金がない私?には


街ブラは当たり前だし……


すると……




ハァァ……とため息をつく花園くん。


そんな彼の姿を見た瞬間。


私の頭の中で、何かが音をたてて崩れた。




「ちょっと…花園くん!!」


完全にキレてしまった私は、花園くんの胸倉を掴んだ。



「私はお金持ちじゃない!そんな事分かってて告白したんでしょ!!歩くぐらい平気だよね?文句言わず付き合いなさいよ…。
それに…あなたから付き合ってほしい。って言いだしたんだからね。
これ以上…私に逆らったら殴るよ!!」

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