花マル彼氏
最近、学校でストレスが溜まっていたのか。


私は自分の口から、次々と飛び出る言葉を止められなかった。




キレた私。


それを見て、ひいている花園くん。



「返事は!?」


「はっ・・はい!!」


「よぉぉし!」


と何処かのオッサンみたいに、私は彼を連れて歩き出した。




「どこ…行くの??」


オドオドしながら私に聞く花園くん。


本当に子犬みたい……



可愛いかも……。



さっき、怒鳴ったせいか 文句一つ言わず私の後を付いてくる彼。


そんな姿が…


少しだけど愛おしく感じる。



< 30 / 51 >

この作品をシェア

pagetop