花マル彼氏
ただ、私と花園くんは歩くだけ……


どんどん、時間は過ぎていく。



「ねぇ〜柚…疲れたよ。」


と駄々をこねはじめる花園くん。


私がキッ・・っと睨むと


花園くんはシュンと大人しくなった。




やがて私たちは、ゲームセンターの前にやってきた。


「花園くん、プリクラ撮ろうよ!」


私がそう言うと。


花園くんの表情が、パァーと明るくなり


ウンウンと頭を縦にふった。




見れば見るほど…


カワイイなぁ〜〜。


花園くん。



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