花マル彼氏
「あっ、いいの…気にしないで…」


そう言って、店長は部屋を出ていった。


私の頭は『?』でいっぱい。




っていうか……


どうしよう…。


花園くんがバイトなんて。


しかも……ここで?



あぁ…この先が思いやられる。



私の胸は不安でいっぱいだった。




次の日−。



私は全身から、力が抜けたように歩いていた。


それを見た友利が。


「どうしたの?暗い顔しちゃって…」


そう言いながら。


私のオデコを軽く叩いた。



「うぅ〜ん。それがね…」


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