花マル彼氏
「別にどうだって、いいでしょ」


完全に逆ギレの私。



「そうですか!!熱あるんだろ…大人しく寝てろ!!」



「ぶはぁっ」



花園くんは、キレながら私の顔まで布団を被せた。



「ちょっと…何するのよ!」


私が怒って言うと…


「柚が…それだけ元気なら安心した。」


俯き加減で言う花園くん。


私から見える花園くんの横顔は。


耳まで真っ赤で…


照れながら言ってるのが分かった。



「アハハッ…」


私は急に笑いだした。



「なっ、なに笑ってるんだよ!!」


真っ赤な顔をして、花園くんが言った。


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