アイドル×地味子!?

涼太くんから電話が来た。
私はそれに出なかった。



それから何度か電話やメールがあったけど全部出なかったし返信もしなかった。


涼太くんと付き合ってることが辛いのに涼太くんのことが好きでどうしようもなかった。




それから数日。

ピンポーン
インターホンがなって玄関をあけると

涼太くんが居た……


「椿ちゃん…」

「………」

私は黙った。しゃべると泣きそうだったから。

「避けないで…」

「……涼太くんからすれば私は……邪魔じゃない!!」

とても嫌な言い方になってしまった。


でもこうするしかない。


「…邪魔じゃないよ!!俺がテレビで言ったことが原因だよね…わかってるんだ…ごめん」

「…うぅ……」

我慢してたのに…ダメだった。

「ちゃんとテレビで付き合ってるってこと言うから。」

どこまでも涼太くんは優しい。

「もう捕まえた。…俺から離れないで……?」

「…うん」


涼太くんの温もりが伝わってくる。

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