逆ハー天国~イケメン男子のメイド!?~
日が陰ったころ
私は施設の近くの公園で
ぼーっとしていた
ふと
目の前にママとパパがいる
「ぁ…」
小さく漏らした声に
私が泣いていることに気づく
もう涙なんかでないと思ったのに
あの時から枯れてしまったと
思ってたのに
私の涙は
頬を伝って地面に落ちた
いるはずのない2人を見て
ますます涙がこぼれる
まだ私はあのことを
忘れてなかったんだなって
今思った
私の涙はとどまることを
知らない