逆ハー天国~イケメン男子のメイド!?~


「どうしたんだよ。」


ふと
上を見上げると
夜でもわかるくらい端整な顔立ちの
男の人が立っていた

「ん。」

そういって男の人は
私の頬に何か暖かいものを当てた


「ぇ…っと」

キョドる私に男の人は

「ココア。」



そうぶっきらぼうに言う

それでも状況が全く
把握できない私に、男の人が



「何あったか知んねぇけど、
これ、飲め。自販のやつだけど。」


「そ…そんな、大丈夫です。」


「ったく…」



男の人はため息をつきながら
ココアの缶の
フタをあけ、差し出す


「いいから飲めよ。」


「ぁ…ありがとう…ございます。」




無理矢理手に握らされた
ココアの缶が、
あったかすぎて笑える

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