執事の戯言

「別にここでもいいんじゃ…」と言いかけたけど、手を引っ張られ、言葉がかき消されてしまった。


ちょっと怖い。


けど、そう思ったのは後の祭。


気づけば裏庭に連れて来られていた。


さすがに誰もいなくて、ようやく手が離された。


「うーん!やっぱり、ここはいいわ!サボったりするのに最適だよ。……あと、好きな女の子と話したりするときとかもね」


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