危ない関係に溺れていく…
学校について
来賓玄関を通り過ぎようとしたとき
「すいません、校長室ってどこですか?」
「え?」
そこには、転入生らしき男子と
お父さんがいた
「えっと、こっちです」
あたしは、遅刻のことを忘れて
その親子と一緒に校長室まで行った。
「ここです。」
「ありがとう。」
「いいえ。」
『おぃ、中畑 お前 遅刻だぞ!』
あ、忘れてた…
よりにもよって見つかったのは
生徒指導の先生だった。
「すぐ教室上がります!!」
『早くしろよ。』
あたしは、階段を駆け上がって教室へと
入った。
それから
全校朝礼も無事に終わり
クラス替えを待つだけだった。
「沙希~クラス離れちゃったらどうしよう 泣」
「大丈夫だよ、麻衣子と一緒になれる気がするし」
真田麻衣子…唯一あたしのコトを
わかってくれる友達
1年から同クラスで同じ部活だった。
「沙希、もし…もしだよ 同じクラスならなくても
遊びに来てよ?」
「わかってるよ!遊び行くから」
「中畑も真田も うるせえよ笑」
「卓也は、黙っといて ねぇ?沙希」
「う、うん…」
浜崎卓也…麻衣子の彼氏で あたしは小学校の時から
一緒だった。