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授業中の出来事 その1
「えー、教科書25ページを全員開けー。そこの文章を…そうだな、斧田、読んでみなさい」
「はい」
先生に指定されたのは、たぶん今日私が日直だからだ
一個隣の席の沙月は、口パクで「がんばれ」と言ってくれた
「次のXとYとAの関係を図で表しなさい。ただし、その図は正確でなければいけません。
……先生、終わりました」
「よし!…というわけでノートに正確な図を書けー。教科書には書いてないが、どうしてそうなったのか、ちゃんと理由つきでなー」
「「「はーい」」」
「っげー…まじかよ。図形も文章もわかんねーっての!!」
と、涼太君は溜息をついている。
…教科書にほとんど答えが書いてあると思うんだけどな
どうしようか、と教えてあげた方がいいのかと考えていたら、
沙月が、苦笑いを浮かべて
「…どうしよ私も分かんない」
…何て言い始めた
よし、ここは勇気をもって友達に教えてあげなくちゃ
「さ、沙月、りょ、涼太君。教科書を見れば…たぶんほとんど答えがわかると思うよ?
それか…私のノート見る…??」
「佳代!神!まじで神!ありがと~!!ホラ、涼太も感謝しなさいよ!」
「おうっ!なんだかお前の周りのオーラだけ輝いて見えるぜッ!」
「え、あう……どうぞ////」
少し恥ずかしい気もしたけど、なんとか言えた
あぁ。まだ顔が熱を持っている
――コツン
不意に鉛筆でつつかれビクッとしてしまった
つついた犯人は…
「永井君…?」
「偉いな、お前。よくできたじゃん」
「え」
ビックリした
な、なんで永井君が!?
「お前って普段大人しそうに見えたけど…こうゆう場面で積極的になるとは思わなかった。
…ホント、斧田のそうゆう優しいところ、いいとおもう」
「へっ…//」
たぶん、今なら水蒸気になれるかもしれない
って思うくらい顔がまた熱くなった
な、永井君ってすごく直球的というか…なんというか…
恥ずかしい言葉を平気で言える永井君って…すごいと思う
その時私は
心臓がものすごい勢いでドキドキしていることに
気付くことはなかった
「はい」
先生に指定されたのは、たぶん今日私が日直だからだ
一個隣の席の沙月は、口パクで「がんばれ」と言ってくれた
「次のXとYとAの関係を図で表しなさい。ただし、その図は正確でなければいけません。
……先生、終わりました」
「よし!…というわけでノートに正確な図を書けー。教科書には書いてないが、どうしてそうなったのか、ちゃんと理由つきでなー」
「「「はーい」」」
「っげー…まじかよ。図形も文章もわかんねーっての!!」
と、涼太君は溜息をついている。
…教科書にほとんど答えが書いてあると思うんだけどな
どうしようか、と教えてあげた方がいいのかと考えていたら、
沙月が、苦笑いを浮かべて
「…どうしよ私も分かんない」
…何て言い始めた
よし、ここは勇気をもって友達に教えてあげなくちゃ
「さ、沙月、りょ、涼太君。教科書を見れば…たぶんほとんど答えがわかると思うよ?
それか…私のノート見る…??」
「佳代!神!まじで神!ありがと~!!ホラ、涼太も感謝しなさいよ!」
「おうっ!なんだかお前の周りのオーラだけ輝いて見えるぜッ!」
「え、あう……どうぞ////」
少し恥ずかしい気もしたけど、なんとか言えた
あぁ。まだ顔が熱を持っている
――コツン
不意に鉛筆でつつかれビクッとしてしまった
つついた犯人は…
「永井君…?」
「偉いな、お前。よくできたじゃん」
「え」
ビックリした
な、なんで永井君が!?
「お前って普段大人しそうに見えたけど…こうゆう場面で積極的になるとは思わなかった。
…ホント、斧田のそうゆう優しいところ、いいとおもう」
「へっ…//」
たぶん、今なら水蒸気になれるかもしれない
って思うくらい顔がまた熱くなった
な、永井君ってすごく直球的というか…なんというか…
恥ずかしい言葉を平気で言える永井君って…すごいと思う
その時私は
心臓がものすごい勢いでドキドキしていることに
気付くことはなかった