オレカノ!


昼休み


爽は他のクラスに
用事があったため
俺は一人でクラスにいた

如月さんは相変わらず
人に囲まれていた



俺って爽がいなければ
本当に一人なんだな…



なんかあらためて
実感した気がする



いつも誰かと一緒にいる
如月さんとは大違いだ

なんて思っていると
如月さんが俺の近くにきた



「あの、水無月くん」

なんだ?
如月さんが俺に用事?


「爽からこれ渡せって言われてたの」

そういって差し出された紙

部活動入部届?
入らないっつーの

あいつ、
昨日の俺の話し聞いてた?



「あの…水無月くん?」


あ、やばい
すっかり自分の世界に入ってた

せっかく目の前に
如月がいるというのに


「てかさ、」


「ん?」



俺は如月さんにたいして
1つ気に食わないことがあった
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