オレカノ!
「まさか、なの…」
いきなり顔が
ひきつり初めた笹井
「ん?」
「水無月と…」
「俺がなんだよ」
コイツは何が
言いたいんだ?
さっきまでなのと楽しそうに
話してたと思ったら
「つつつ、っつ付き合ってるのか?!??!」
いきなり何を
言いだすんだこいつは
そんなわけねーだろ
「んー・・・・・」
て菜乃花
そこ迷うとこ?
「うん、付き合ってる!」
そうそう、付き合って・・・・・
って、ええぇえぇええ!?
付き合ってたの?
え?
俺たち付き合ってたの?
俺が知らないうちに
俺たちは付き合ってたのか?
――――俺の脳はショートした
「いや、付き合ってもらってるのほうが正しいかも!」
「・・・・・水無月。
じゃあ、俺部活だから」
そう言って笹井は
来た方向に帰っていった
笹井は驚いた
顔をしてたと同時に
俺をにらんでいた
好きな人を
とられたんだ当然だろう
いや待て
笹井以上に俺が驚いてるから!!!