犬みたいな君【短編】
笑顔

そして次の日


君はいつもみたいな笑顔で

ネーミングセンスのないあだ名で俺を呼んでから


「昨日は本当ありがとう」


って言ったんだ


この笑顔は

犬みたいな

ネーミングセンスのない

俺がはじめて本気で恋におちた

君の
心からの笑顔だと
俺は思った

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