Star*Sky

目があった私を見降ろしてニヤリと笑う。

息が詰まるほど、綺麗な顔をした男。

「べつに。」

目線を黒板に戻した男はまた無表情に戻る。

顔に表情を浮かべていないときの彼は、人形のようだ。

今日の占い見てきてないけど多分最下位だ

こんなに貶された一日は初めてだし

机に伏せながら、眠りにつく。

人形のような彼は悔しいけど、カッコイイ。

でも絶対に好きにはならない。

恋の感情がなさそう。

それに、私がこの男を好きになる確率はほぼないだろう。


こいつが私無しで生きていけないって言うなら考えるけど。

…絶対にないな
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