Star*Sky
「だろうね、授業終わったら女子がキャアキャア言いながら集まってたからね。」

「へぇー。」

はっきり言って興味ない。

「そのとなりで由奈ちゃんは大爆睡!!!!」

もう無理!とお腹を抱えて大爆笑する紗季。
そこまで笑わなくたっていいじゃんか、眠かったんだもん

しかし、不登校のくせにキャアキャア言われるって、性格悪いくせに。
ムカつく

「じゃあ私バイトだから!」

二つに分かれる道で紗季が言う

「ん、じゃあまた明日ねー」

手を振って紗季を見送っていると、数歩歩いた先で立ち止まり紗季が振り返る

「由奈…ずっと黙ってたけど…寝癖ついてる。」

必死に笑いをこらえながら、私を見て言う紗季。
カバンから鏡をだして見ると、確かにボサボサ。

なんでもっと早くに言ってくれないんだろう
紗季も相当性格悪いな。

軽く髪の毛をといて、ひとりでトボトボ帰り道を歩いていると、見たことのある顔が。
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