Star*Sky
紗季は彼氏が浮気してようと平然としていた。
私だったら絶対に無理。

「紗季だって可愛いじゃん。性格難だらけなんじゃない?」

負けじと、私も言い返す。
紙パックのストローを噛みながらニヤリと笑うと

「私だって自分の気持ちに正直なの。」

私のお弁当に入っていた卵焼きをつかみながら紗季が答えた。

きっと噛み合わないからこそ仲が良いんだろうなぁ…

「私の卵焼き…」
「いいじゃん卵焼きくらい!」

やっぱり私と紗季は合わない。
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