Star*Sky
「あんな低能っぷり見せつけられて苛々する。嫌い。」

「確かに、由奈の嫌いなタイプだよねー、私も苦手。」

飲みかけのジュースを口に流しながら紗季が笑う

紗季はよく嫌いなのに普通にできるなぁ。

「男と仲良くしてると、彼氏が妬むよ」

「そんな由奈みたいな男じゃなかったから大丈夫。」

飲みほしたペットボトルをごみ箱に投げ捨てる紗季。
寂しげに笑いながら吐き捨てるように呟いた。

「あ~外れた!ま、いっか。授業どうする?」

虚しくもごみ箱の横に落ちてったペットボトルを無視し、明るくふるまう紗季。
見てて、辛い。

「でる。なんかサボる気にもならないし」

でも口にはださずに、答える。

ここで私が、口に出したら紗季が泣きだすんじゃないかと思ったから。

教室に戻ると、授業が若干始まっていた。
まぁ、ギリセーフだろう

午後の授業は、こう、眠い。
本気で眠くなる

一番窓側だから、日があたってもう、最高。

寝ちゃおうかなぁ。


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