【短編】恋人は未来人


タイムマシン?自転車なのに、…。



「ふふ…ふ」
少しだけ笑ってしまった。


「あのさー。お腹空かない?」



「えっ…。わかりました。車に乗って下さい。助けてくれたお礼に私がおいしい物作ります」



「わぁー楽しみ。後さ、トランクにタイムマシン積むからね」


「はい。わかりました。それ、壊してごめんなさい」


「いや、俺が悪いんだ。気にしなくていいからね。その代わりマシンの修理が済むまで居候させてくれ」


「えぇ…少しの間なら」


断るにも断りきれなかった。
< 6 / 25 >

この作品をシェア

pagetop