【短編】恋人は未来人
タイムマシン?自転車なのに、…。
「ふふ…ふ」
少しだけ笑ってしまった。
「あのさー。お腹空かない?」
「えっ…。わかりました。車に乗って下さい。助けてくれたお礼に私がおいしい物作ります」
「わぁー楽しみ。後さ、トランクにタイムマシン積むからね」
「はい。わかりました。それ、壊してごめんなさい」
「いや、俺が悪いんだ。気にしなくていいからね。その代わりマシンの修理が済むまで居候させてくれ」
「えぇ…少しの間なら」
断るにも断りきれなかった。