僕のぽっちゃり彼女 ~White Christmas~
「なんだ!?」


ちょっとうす暗くしていた部屋には
外からのライトがよくわかった。


俺は思わず窓の外を覗き込む。


白い車・・・?

誰か男の人が立っている・・・


「仁美姉ちゃん、誰か外に・・・」


と、俺が振り返ると、
真菜がコートを着て鞄を持っていた。



「真菜・・・? 帰るん?」


「うん、雄一くん、ありがとね。
今日は本当に楽しかった。」


「えっ、ああ・・・うん。」


「またね。」


「うん・・・」


真菜が帰る・・・


俺は突然のことで何も言葉が出てこなかった。


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