クリスマス&お正月
「わかったから、叩くなよ」
なぜおれが叩かれなければならない、
という明らかな抗議が浮かぶ海斗を無視して
「ねえ、雪ね、どういう恰好をすれば彼氏の家族受けがいいと思う?」
テーブルの角を挟んで隣に座る姉に助けを乞う
「なによ、突然」
「お正月に海斗の実家行くの!どんな服装で行けばいいと思う?」
「そういうことは希央さんの方が詳しいでしょう。私、速人の家族に会ったこと…あるか…」
言葉を濁す紗雪を遮り、しるふが詰め寄る
「ついでに髪型とかもさどうすればいいと思う?海斗に聞いても米粒ほども相手にしてくんないの。最近何てうっとうしがられるほどなんだよ?」
ひどくない?
これでも一応私彼女なのにさ
「あんたの海斗君へののろけは聞き飽きた。…それより、お二人さん、ついに結婚?」
ここぞとばかりににやっと目を眇める
なぜおれが叩かれなければならない、
という明らかな抗議が浮かぶ海斗を無視して
「ねえ、雪ね、どういう恰好をすれば彼氏の家族受けがいいと思う?」
テーブルの角を挟んで隣に座る姉に助けを乞う
「なによ、突然」
「お正月に海斗の実家行くの!どんな服装で行けばいいと思う?」
「そういうことは希央さんの方が詳しいでしょう。私、速人の家族に会ったこと…あるか…」
言葉を濁す紗雪を遮り、しるふが詰め寄る
「ついでに髪型とかもさどうすればいいと思う?海斗に聞いても米粒ほども相手にしてくんないの。最近何てうっとうしがられるほどなんだよ?」
ひどくない?
これでも一応私彼女なのにさ
「あんたの海斗君へののろけは聞き飽きた。…それより、お二人さん、ついに結婚?」
ここぞとばかりににやっと目を眇める