クリスマス&お正月
「んなわけないでしょ」

即答したのはしるふ

海斗はとなりで静かに紅茶をすすっている

この手の話には首を突っ込まないと決めているらしい

特にしるふの実家では

「えー、だって彼氏の家に行くってつまり、そういうことじゃない?ねえ?」

突然同意を求められた速人は、意地悪そうにうすら笑いながら同意する

「だから違うってば」

どうしてこういう時紗雪と速人は連携するのだろう

「じゃあ、なんで海斗君の実家に行くって言うのよ」

「それには…、まあ、いろいろとありまして…行かざるを得ないというか、悔しいことにそれが最良の方法というか…、とにかく!どんな服装で行けばいいと思う?」

ずれ始めた話を元に戻したしるふを、

ふーんとつまらなそうに見つめていた紗雪は、標的を海斗に移す

「ねえ、海斗君。これを機に結婚しますって言ってくれてもいいんだよ?」

大歓迎だからさ

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