クリスマス&お正月
「何してんの」
慣れた手つきで車庫入れを終えた海斗が、家を見上げているしるふに話しかける
「いや、海斗はここで育ったんだなーと思ってさ」
にしても大きい家だ
首をかしげながらしみじみつぶやくしるふを横目に、
車庫と庭を区切っているドアを開ける
「あ、ちょっと!おいてかないでよ!!」
背後でしるふの焦った声が聞こえて、ほんの一瞬歩みを止める
しるふが追いついてくるにはそれで十分だ
再び歩き出すと、ひょいと隣に並ぶしるふを横目に我ながらすごい感覚だ、と思う
まあ、それだけの時を数えてきた、か
そう思いながらふと見上げた空は、冬にしては明るい色だった
慣れた手つきで車庫入れを終えた海斗が、家を見上げているしるふに話しかける
「いや、海斗はここで育ったんだなーと思ってさ」
にしても大きい家だ
首をかしげながらしみじみつぶやくしるふを横目に、
車庫と庭を区切っているドアを開ける
「あ、ちょっと!おいてかないでよ!!」
背後でしるふの焦った声が聞こえて、ほんの一瞬歩みを止める
しるふが追いついてくるにはそれで十分だ
再び歩き出すと、ひょいと隣に並ぶしるふを横目に我ながらすごい感覚だ、と思う
まあ、それだけの時を数えてきた、か
そう思いながらふと見上げた空は、冬にしては明るい色だった