クリスマス&お正月
「は、初めまして。立花しるふです」
もう心臓はバクバクだ
隣の海斗にも聞こえているんじゃないかってくらいに暴れる心臓をなだめるように、
しるふはわからないように息をついてから頭を下げる
「きれいな子じゃない。よくやったわー、海斗」
てか、海斗にはもったいないわね
先に靴を脱いで家に上がった海斗の肩をばしばし叩きつつ、沙希が笑う
海斗は少し迷惑そうに眉をひそめている
こうして並ぶとどことなく雰囲気が似ている気がしないでもない
でも、街を歩いていたらただのカップルだ
にしても、なんか好印象を持たれているみたい(だから何度もそういったろう!!by海斗)
なんてまったりと、うんざり顔の海斗と嬉しそうな沙希を見上げる
「さ、上がって上がって。寒かったでしょ?あ、母さんにお線香上げてあげてね。海斗が彼女連れてきたなんて母さん喜ぶわー」
きょとんとしているしるふに気づいて沙希が笑顔でスリッパを出してくれた
「あ、ありがとうございます」と慌てて靴を脱いで家に上がる
海斗のついた面倒くさそうなため息が耳に届いた
もう心臓はバクバクだ
隣の海斗にも聞こえているんじゃないかってくらいに暴れる心臓をなだめるように、
しるふはわからないように息をついてから頭を下げる
「きれいな子じゃない。よくやったわー、海斗」
てか、海斗にはもったいないわね
先に靴を脱いで家に上がった海斗の肩をばしばし叩きつつ、沙希が笑う
海斗は少し迷惑そうに眉をひそめている
こうして並ぶとどことなく雰囲気が似ている気がしないでもない
でも、街を歩いていたらただのカップルだ
にしても、なんか好印象を持たれているみたい(だから何度もそういったろう!!by海斗)
なんてまったりと、うんざり顔の海斗と嬉しそうな沙希を見上げる
「さ、上がって上がって。寒かったでしょ?あ、母さんにお線香上げてあげてね。海斗が彼女連れてきたなんて母さん喜ぶわー」
きょとんとしているしるふに気づいて沙希が笑顔でスリッパを出してくれた
「あ、ありがとうございます」と慌てて靴を脱いで家に上がる
海斗のついた面倒くさそうなため息が耳に届いた