クリスマス&お正月
「おー、久しぶり-」

リビングに入るとこたつで温まっていた信次、沙希、幸人、可奈

リビングの奥の方から聞こえるのは、愛犬たちの歓迎の鳴き声

そこまではいい

そこで終わればいいのに

なぜここにいるのか理解できない親友・弘毅とその彼女・亜紀の姿に

海斗は思わずその場に制止する

衝撃に思考が停止するとはこのこと

間延びした声は、懐かしき弘毅のものだ

その隣に座っていた亜紀が勢いよくこちらを振り向く

「何してんの、お前ら」

やっと絞り出した言葉は、我ながら低い

「いや、海斗に久々に会えるらしいから来てみた」

ひょうひょうと笑顔で答える弘毅に、

相変わらずだ、と感想を持ちつつ、

面倒なことになったとため息をつく


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