クリスマス&お正月
亜紀はその隣で、なんとも言えない顔で固まっている
「はい。患者さんはじめ、出張先の看護師さんとか患者のご家族とか」
にっこにっこと楽しそうなしるふの背後から
「亜紀。何こいつの話真に受けてるんだ」
と海斗の声がかかる
テーブルの上にケーキの箱と皿、フォークを置いてから先ほどの場所に滑り込む
おかえり、という様にしるふが笑顔で見上げてくる
「いや、海斗が浮気とかないと思うけど。でも有り得なくもないかな、と…」
よくも悪くも正直な亜紀である
「お前、これが聞き分けのいい、素直な女だとか思ってるんだろ。これ、ただのじゃじゃ馬だからな」
最近はいらん成長をして暴れ馬になったかもしれないが
可奈が好きなケーキを選び終えた後、
海斗が視線は亜紀に向けたまましるふの前に白いボックスを滑らせる
「じゃじゃ馬はひどいなー」
なんていいながらしるふがベリータルトを自分の皿に、チーズケーキを海斗の皿に乗せている
いろいろと阿吽の呼吸を見せる二人だ、と沙希はその様子を眺めていた
「はい。患者さんはじめ、出張先の看護師さんとか患者のご家族とか」
にっこにっこと楽しそうなしるふの背後から
「亜紀。何こいつの話真に受けてるんだ」
と海斗の声がかかる
テーブルの上にケーキの箱と皿、フォークを置いてから先ほどの場所に滑り込む
おかえり、という様にしるふが笑顔で見上げてくる
「いや、海斗が浮気とかないと思うけど。でも有り得なくもないかな、と…」
よくも悪くも正直な亜紀である
「お前、これが聞き分けのいい、素直な女だとか思ってるんだろ。これ、ただのじゃじゃ馬だからな」
最近はいらん成長をして暴れ馬になったかもしれないが
可奈が好きなケーキを選び終えた後、
海斗が視線は亜紀に向けたまましるふの前に白いボックスを滑らせる
「じゃじゃ馬はひどいなー」
なんていいながらしるふがベリータルトを自分の皿に、チーズケーキを海斗の皿に乗せている
いろいろと阿吽の呼吸を見せる二人だ、と沙希はその様子を眺めていた