クリスマス&お正月
「あ、これケーキね。ホールだよ、ホール。わざわざ作ってもらったんだー」
「ありがとう。ここのケーキおいしいよね。甘さ控えめで」
しるふが差し出した白のケーキボックス
海斗とよく行くカフェのケーキだという
そこの店長さんと海斗が仲がいいらしく、今では常連中の常連
何かの記念のケーキは絶対ここ、と決めている
しるふはここのケーキが大好きで帰ってくるときはほぼ必ずと言っていいほど買って帰ってくる
個人経営だから売切れたら終わりらしいが、しるふが電話しておくと
一つ返事で取り置きしてくれるらしい
いつかしるふが「秋穂さん」と呼ぶその店長さんに会ってみたいと思う希央だ
しるふの買ってきたケーキを手にリビングへと入る
しるふと海斗はしるふの両親へ線香をあげにリビングの向かいの部屋へと入っていく
すっかりいい雰囲気になった二人の背中
それが何よりうれしい
そろそろかな、なんてよく由斗と、娘の美沙が寝静まった夜に話題にしている
「ありがとう。ここのケーキおいしいよね。甘さ控えめで」
しるふが差し出した白のケーキボックス
海斗とよく行くカフェのケーキだという
そこの店長さんと海斗が仲がいいらしく、今では常連中の常連
何かの記念のケーキは絶対ここ、と決めている
しるふはここのケーキが大好きで帰ってくるときはほぼ必ずと言っていいほど買って帰ってくる
個人経営だから売切れたら終わりらしいが、しるふが電話しておくと
一つ返事で取り置きしてくれるらしい
いつかしるふが「秋穂さん」と呼ぶその店長さんに会ってみたいと思う希央だ
しるふの買ってきたケーキを手にリビングへと入る
しるふと海斗はしるふの両親へ線香をあげにリビングの向かいの部屋へと入っていく
すっかりいい雰囲気になった二人の背中
それが何よりうれしい
そろそろかな、なんてよく由斗と、娘の美沙が寝静まった夜に話題にしている