旦那様は御曹司!? 上

「…はぁ。」

バルコニーに誰もいないことを確認して、あたしは息をついた。

「優華…先輩。今のって…どういうこと、ですか?」

松本君はそこにたったままじっとあたしを見つめてる。


「…実は」

もうだませないと思ったあたしはゆっくりと事情を説明した。
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