旦那様は御曹司!? 上

「…優華さん、最後まで、ありがとう。」


「そんな…」

「あの子は本当にあなたのことが好きでした。口を開けば、〝優華、優華〟って。」


お母さんは立ち上がり、あたしたちを見つめながら続けた。

「お二人とも、本当にありがとうございました。…そして、後一つ、お願いがあります。」
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