旦那様は御曹司!? 上

「…」

「優華はまだまだこれから…未来があるんだ。」

信号が、赤に変わり、斗真はブレーキをかけああたしを見つめ直す。


「優華。優華は生きなきゃ。賢さんのぶんまで、めいっぱい生きろ。じゃなきゃ、賢さんだってきっと、心配してっぞ?」


あたしの頬に、一粒の涙が伝った。
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