旦那様は御曹司!? 上

「ひとつだけ、聞いて。」

あたしは静かにうなづく。


「俺…まだあきらめてないから。優華のこと。」

いつになく、真剣な表情の斗真に見つめられ、あたしは身動きがとれなくなった。

「今でも、優華のこと大切に思ってるし、守りたい。」

そこまでいって、斗真が鍵を開ける。
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