旦那様は御曹司!? 上

「ま、ある程度我慢はする。」

「我慢って…なんです?」


あたしが上目遣いで尋ねると、和樹さんは一瞬驚いたように目を開き、あわてて顔を背けた。

「な、なんでもない。…じゃあ、準備しとけよ。」

そう言うと、そそくさと部屋を出て行ってしまった。
…変なの

でもあたしの心は、少し暖かくなっていた…
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