旦那様は御曹司!? 上

透き通っていて、すべてを見透かされてしまいそうな、きれいな声だった。

声まで…似てる。


俺が固まったまま彼女を見つめていると、再び彼女が声をかけてきた。

「あの、聞いてます?なんで、私の名前知ってるんですか?」


…この人、ユキっていうのか?
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