恋……シヨ?ー小沢尚人編ー
「あ 赤坂くん!
それに、夕陽!?」




さも当たり前のように被害者面してチャペルから出て来た、赤坂くんと夕陽。


え、じゃあ2人もずっとチャペルの中にいたって事?


確かに、メインの聖堂のの奥にも通路やら何やらあったかもしれないけど、特に探索したわけじゃないから2人がいたかどうかなんて知らない。


だけど…


え゛っ、もしかして私が小沢先輩と一緒にいた事を夕陽たちは……




「ゆ ゆゆゆ夕陽っ
いつからチャペルに…?」



「…ごめんね、心花。
みんな聞こえちゃった」



「うひゃーーーーっ!!!/////」




て事はっ
告白した所も!?

それに…その後も!?



「いやぁあぁぁぁんっ///」



他に誰もいないと思って勇気出して告白したのにっ

あれ全部聞かれてたなんてーっっ



私が熱く真っ赤に染めた顔を手で覆うけど、小沢先輩は側でクックと笑うだけだった。


そして夕陽と一緒にいた赤坂くんにも


「梅シュ、なかなか熱い愛を感じたで!
オレらもつい本気になってしもうたわ」


なんて冷やかされてしまった。



「こ、こら!赤坂!
余計な事言うなぁ!」



ん?
余計な事?



「あっ、てゆーかほら、心花!
見て空――――…」



何故か慌てた夕陽だけど、そんな夕陽が指差した空を私は見上げると………





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