恋……シヨ?‐武藤 雅晴編‐
そんな浮かない気持ちはひた隠しにして、私は昨日と同じく料理部のカフェで精を出していた。
ようやく一段落ついた頃、本田先輩から声が掛かる。
「忍、心花ちゃん、休憩行ってきていいわよ。後は私達に任せて」
頼もしい本田先輩の言葉に、忍先輩も微笑んで頷く。
「そうね。心花ちゃん、今のうちに学祭見て回りましょうか?」
私は少し躊躇った。
もし私が休憩に行ってる間に武藤くんが来たら……
でもせっかく先輩が誘ってくれてるんだし、先輩と学祭を回れるのもこれが最後。
それに、きっと今の私が武藤くんに会ってもちゃんと笑えないかもしれない…。
そう思った私は。
「そうですね。見たい所もたくさんあるし、お腹も空きました」
そう、笑顔で答えた。
ようやく一段落ついた頃、本田先輩から声が掛かる。
「忍、心花ちゃん、休憩行ってきていいわよ。後は私達に任せて」
頼もしい本田先輩の言葉に、忍先輩も微笑んで頷く。
「そうね。心花ちゃん、今のうちに学祭見て回りましょうか?」
私は少し躊躇った。
もし私が休憩に行ってる間に武藤くんが来たら……
でもせっかく先輩が誘ってくれてるんだし、先輩と学祭を回れるのもこれが最後。
それに、きっと今の私が武藤くんに会ってもちゃんと笑えないかもしれない…。
そう思った私は。
「そうですね。見たい所もたくさんあるし、お腹も空きました」
そう、笑顔で答えた。