恋……シヨ?‐武藤 雅晴編‐
そういえば、赤坂くんにこの街の案内も兼ねて皆で行こうって話してたんだっけ。
「んーと、この一週間は部活見学があるから…、その後で塾がない日ならいつでもいいよ」
「そっか、了解♪」
夕陽のお兄さんのカフェはコーヒーが有名だけど料理もすごく美味しくて、料理部の私には色々と勉強になる場所でもある。
皆で行くの楽しみだな。
「部活見学ねぇ…」
「ん?」
「その武藤くんってコ、来るといいね♪」
「えぇ!?何でよ!
ていうか来ないよ、きっと…」
意味ありげな笑みを浮かべる夕陽の発言を否定しながらも、私は心の奥底にはほんの少しの願望があった。
武藤くん、料理なんて興味なさそうだけど…
見学だけでも来てくれたら嬉しいな──。
「んーと、この一週間は部活見学があるから…、その後で塾がない日ならいつでもいいよ」
「そっか、了解♪」
夕陽のお兄さんのカフェはコーヒーが有名だけど料理もすごく美味しくて、料理部の私には色々と勉強になる場所でもある。
皆で行くの楽しみだな。
「部活見学ねぇ…」
「ん?」
「その武藤くんってコ、来るといいね♪」
「えぇ!?何でよ!
ていうか来ないよ、きっと…」
意味ありげな笑みを浮かべる夕陽の発言を否定しながらも、私は心の奥底にはほんの少しの願望があった。
武藤くん、料理なんて興味なさそうだけど…
見学だけでも来てくれたら嬉しいな──。