甘苦プリンセス【完結】
「魅奈は、金入制度で、欄高入ったの?」

『ん-、私は成績通知制度で入ったっ
元から私、貧乏だったしっ』


「まじ!?じゃあ魅奈、頭良いんじゃんっ」

『そ、そうなのかな…?』


なんだ。
コイツ、全然元気じゃん。


「頭良いんなら、将来の夢とか決まってんの?」

キス野郎が、クスリと笑い私に聞く。


『そりゃあもう!超IT企業の会社に勤めて、安定した生活をすること!!』

「ははっ!超リアルな夢なんだけど!!」

『リアルですいませんねっ』

いいじゃん別に!!

私の夢にケチ付けんな-!!


この夢は、中学からずっと。

周りの子達は、お嫁さんとか
デザイナーとか

私にとっては、ありえない夢を持っていた。


まぁ、私の親が昔から私に勉強を叩き込んできたから

私の夢も
こんなんになっちゃったんだなぁ。



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