甘苦ﾌﾟﾘﾝｾｽ【完結】

「友達できた?」

『それが、ｷｽ野郎のせいでできそうにないんですよ!!』


「ｷｽ野郎?」


…あ
思っていたコトが、つい口からっっ


『えっと、その～』
「光夜のコトだろっ」

谷田クンが、笑いながら爽やかな笑みを見せた。


「まぁ光夜は、誰にでもｷｽしちゃうからね～」

そしてまた笑う。

『そ－ですけど、ｷｽされた方は、結構辛いですよっ』


もう昨日は、本っ当ｷｽでかなり
精神的にやばくなりましたから……

今も、ハッキリ言ってまだ少し
立ち直れないまま…


「まあアイツは顔も良いし、ｷｽされて嫌になったの、魅奈ﾁｬﾝが初めてだよっ」


そこでアンタはまた笑う～