甘苦プリンセス【完結】
私は、入学受付所でクラス名簿を受け取った。
『1-Dかぁ…』
私は1-Dに向かう。
「好き-ッ」
「私の方が好きだもんっ」
なんか女の子達の声が、聞こえる…
そして、廊下の曲がり角で沢山の女の子達を連れた、背の高い男の子が現れた。
な、なんじゃ!!
こ…これが、一夫多妻と言うのかっ!!?
「安心して、俺はお前らのこと同じくらい愛してるから。」
「え-っおんなじくら-ぃ!?私だけを愛してよ-っ!!」
「私の方を、愛してぇ-っ!!」
うわ-。
この人達ちょっとやば…っ
てか、かなり重傷だよ…《汗
私は、この人達と目が合わないように、下を向いて歩いた。
ど-か目が合いませんように…
ど-か目が合いませんように…
私は必死に、心の中で祈る。