甘苦プリンセス【完結】
ドンッ

『きゃっ』

誰かにぶつかって、私のスクバが落ちた。

『あたたたた…』

女の子達の視線が痛い中、私は恐る恐る
スクバを拾おうとした時…



「ゴメンね。俺が君にぶつかっちゃたから…」

あの男の子が、私のスクバを拾ってくれた。

よく見ると、かなりの美少年。

でも、女慣れしてるな~


「光夜が謝るコトないしっ」

知らない女の子が、言う。

そ-だよーっと、他の女の子達も私を責めるように言い出す。


な、なんで私が皆から責められるのさっ!!

『そりゃ、下向いて歩いてた私も、悪いけど

女の子達といちゃいちゃしてた

この、たらし男も悪いだろ-がっ!!』

なんて、言えない言えないっ


『す、すみません…』

作り笑いをして、ペコっと頭を下げる。


く~
何で私がこんなコトしなきゃ、いけないの~!!?

ムカつく~!!!



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