甘苦プリンセス【完結】
「いってぇ…」
「光夜!大丈夫!?」
「ちょっとアンタ!光夜に謝りなよ!!」
はぁ!?
だから何で私なのっ!!?
私は、キス野郎の顔に、思いっきり叩いたスクバを、もう一度拾う。
怒りがもう抑え切れない……
『あんたらねぇ…何が光夜、光夜よ…廊下に広がって、いちゃいちゃしてる奴らが悪いんでしょ…っそれに、初対面に唇奪われた身になってみなさいよ……女心なめんじゃねぇよ………っ』
もう怒り爆発寸前…!!
「は!?何コイツ!!反省の色なしっ!!?」
『反省の色がないのはどっちじゃ-っ!!』
「ま、まぁ落ち着けよ…」
『うっさい、変態!!』
「へ…へんた……」